2021-01-01から1年間の記事一覧

さくら

桜が散るように、人が散った。今では顔も思い出せない、そこに居たのだという記憶の実在。記憶の中で、他の記憶と混ざり、別のものに変わり果てている。愛したのは一体誰かもわからない、実在を愛したのか、記憶を愛したのか、無を愛したのか。消失があるか…

人間の価値なんて信じていない

能力/生産性/価値について 半ば、自分のように日本の学歴と中途から転げ落ちた人間にはわかりかねるのだけど、今でも学歴至上主義的な考え方は根深い。当然、専門家してゆく職業のなかで学歴というフィルターをかけたほうが良いというのは理解できる。ただ、…

寿司を食べに行く話

朝5時、健康な時間に目を覚ます。 朝も夜もはっきりとしない生活から時間が経つが、その日は珍しくきちんと朝だった。朝と言うが、カーテンの隙間から光が零れ、冷房のしっかり効いた部屋と身体に暖かさが沁みるという漫画やアニメで見るような、典型的な朝…

【後編】不動産業に転職・就職したい人、あるいは不動産購入を考えてる人に向けた雑記

はい、ということで最後です。前・中編読み直してますが、めちゃくちゃ読みにくいですね、すみません。簡潔にすると踏み外すし、細かくしすぎると書き終わらないし自分の書く気も薄れるのでバランスが難しいところです。ともあれ残りの不動産価値について書…

痛惜という感情

「何かに救われた、救われてしまった」と自認してしまうと、誰かへ、何かへ、どこかへの感情がますます高まってしまう。それを普通は依存などと言って忌避される傾向がある。だから、依存先を増やすことで自分のいろんな感情を多くの場所にすこしずつ置いて…

【中編】不動産業に転職・就職したい人、あるいは不動産購入を考えてる人に向けた雑記

nekondara.hatenablog.com ということで、前回は不動産業という市場について少しお話しました。今回は、不動産のお金にまつわる部分についてぼくの知り得る範囲で書いていこうと思います。不動産の今後の価値や取引方法についてなんかは、これから不動産購入…

【前編】不動産業に転職・就職したい人、あるいは不動産購入を考えてる人に向けた雑記

役に立つか立たないかわからないが、転職市場の規模として非常に大きな不動産業について自分の経験を書き残しておきます。これから不動産業に転職します、就職しますという人や、家を買うけどどうしようというと悩んでる人が見つけたらラッキーくらいの記事…

生活を今からでも運ゲーにしすぎない方法を考えている

重要なのは、いかに微細なものであれ、ひとつでも細部を忘れてはならないということです。(レヴィ=ストロース) この頃になって、もう少し知識つけとかなきゃなと思うシーンが多くなり勉強を始めた。といって、勉学については圧倒的な劣等生として生きてき…

空の蒼さ・空の昏さに溺れそうになる

私たちと地続きの、おなじ現実を生きてきた彼女にしか、見えないもの、言えないこと www.amazon.co.jp 希望のような物語が苦手だ。もっと力を抜いて適当に生きていてやろうと思うのに、この身体は強張り、うまく動いてくれない。いつの間にか漂う空気が薄く…

「私」と「君」、関わりたい部分

そのひとの部分は言葉に現れると信じている ぼくは比較的言葉によって自分をつくったり、だれかと関わったりするので、言葉の立ち位置が重要になっている。過度ではないにしても、一定以上はその人がどんな言葉を使っているかということでバックグラウンドや…

笑顔、切り取られた瞬間、その救い

この頃、「笑うこと」に近づいている いろいろな人、これまで関わらなかったような人たちとの出会いから、自分が誰かの笑顔がとても好きらしいということが発覚した。 ※今回ことばを残すに至った記事、思ってることが書いてる lagon-journal.ink まず大前提…

さいきんのこと、詰まらなさから常に逃れている

ぼくのブログ、どうやら未来かそこそこ過去のことしか書いてないらしい。言われるまで気づかなかった。確かに、いま起こっていることはすべてTwitterになるので、必然的に腰を落として書くようなものは過去のある部分か、未来のものになるのかもしれない。盲…

いつのまにか救われていたもの、自分では気づけないこと

書いたり、消したり、また書いたり 書きたいことはおぼろげに頭に浮かぶんだけど、それを地に卸すための形がなかった。形がないっていうことは記憶に残らないということで、時間は経ちおぼろげなイメージはきっとまだ残っているにもかかわらず、自分の記憶か…

染みついた癖、切り離せない思い出、嫌いだったものを好きになる

2021年4月17日、9時01分 仕事があり中野へやってきた、朝からやっている喫茶店を探していたら、もっとも近い喫煙できる喫茶店のPukariというお店へやってきた。 pukari.business.site 一応という程度に煙草を嗜むことがあって、月に精々10本も吸えば多いほう…

自分の見ていたい世界

すごく触発された文章に出会うことができたので、忘れないように覚書を残しておきたい。 むかしのこと 十代後半の頃から「自己同一性」というものに取り憑かれていた。ある種の狂気であるともいえるけど、自分と言うメンタリティをある軸において一本線で考…

タイトルは内容に先行するよね

知らないオジサンに股間を弄られた 何を言ってるか分からないと思うが、おれもなにをされたか分かっていない。昨日は酔っぱらったまま上野のカプセルホテルに転がり込み、死んだように眠っていた。夜中2時ごろ股間に妙な感触があり、ふと起きた。酔っぱらっ…

2月度の振り返り

2月をざっくり振り返る 多少寝なくても数日動けることがわかったので、本を読んだり英語を勉強したりPHPを勉強したりしてると朝を迎えた。徹夜勢が部屋の片づけをしながら大きなため息をついている傍ら、ブログを書いてます。 --- 2月は仕事と遊びに全力な月…

もの書きの苦悶

問題は不出来な文章をきちんと書き直すことではなく、あらゆる種類の抑制が事物の流れを遮らなかったら、最初から自分が言っていたはずのことを見つけることなのです。 表現にはおそらくいろんな方法があるが、自分は文章を書くことしかできない。多芸でもな…

大げさな言葉のない悲歌

ときどき 自分が すっかりりいやになり 腹が立って 自分に背中を向けたくなることがある それが 道理にかなったことかどうか だれに判断できよう しかし 自分を知る者は きっと わたしを理解してくれるだろう 電車が一台とおり過ぎたとき ひどく びっくりす…

探していた生活

思い付きで、あまりやったことないような勢いで思い切り生活をしてやった。2021年2月25日の夜、メイド喫茶にお邪魔していた。この頃行く回数もなぜか増えていることもあって、そこに居た人たちともだんだん仲良くなっている。 ぼくはe-spotsの競技シーンが好…

犇めく、離る、寝苦しさと息苦しさ

夢のなかにいるような生活が続く。 はじめは違っていた。自分の身体を使い、アタマを回し、自由であった。どうにかその日暮らしを続けられていた。だんだんと気持ちが荒んでくる、眠りは浅くなり、夢現の生活が始まっている。こういうときにしか手を動かせな…

2021年を生き残る(声かけてね)

明けましておめでとうございます。 いろいろ大変ですが、今年も生き残っていきましょう。 現段階、2021年でやろうと思っていることを書いてみます。幅が広いので、経験者や知見のある人がいればお声がけください。 やること ①業務委託を請けます(仕事くださ…

途中下車の生活

決められた道から外れていくのが得意業、人生漂泊。 だれかに描いてもらった道を辿れたことはない、じぶんで描いた道も実はあんまり辿れていない。可笑しなことを言っているのかもしれない。 年末、突然静岡へ行こうと思った。 ぼくが何か思い立つときは、今…