子供の頃にやったものと、今の付き合い方

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【子供のころにやったものと、今の付き合い方】

 

Twitterはスゴイ人たちばかりなのであまり自分のやってきたことや、身に着けているものについて語るのは気が引けていた時期があった。なにかをやるということは、その何かに於いて簡単に他のには負けないでいる必要があると思っていた。そうはいっても、このブログも23回目、そろそろネタも尽きるので触れて記事数を稼いでおきたい。

幼いころに、親に通わせてもらった習い事は多くあって、アトリエ工作、公文、ピアノ、将棋、剣道、無人島サバイバル…思い出せば結構なことをやらせてもらっている。ただ、いまのぼくにはどれも程遠いものになってしまっているけれど、そのころ学んだことはいつか紐づけられる日がくるんだろうか。

そういえば、アトリエ工作にしろ、ピアノにしろ、ぼくの癖が良く出た経験だった。ぼくは、基礎基本をまったく大事にしないというか(子供というものはたいていそういう性質を持つものであるだろうが)、ピアノで言えばバイエルなどの基本書を数年かけてやっていくと思う。ただ、ぼくはそういうものをほとんど一切やらずに弾きたい曲を弾かせてくれという理由で楽譜をコピーして持ち込み、頼み込んで先生に教えて貰ていた。もちろん大反対されたけれど、バイエルは一切触らなかったこともありしぶしぶ教えてもらった。

だからぼくは運指が壊滅的だった。当時弾けたらかっこいいという理由で「テレーゼにために」や「黒鍵」(これはタイトルがかっこよかったから)、あとはゲーム音楽を練習させてもらっていた。それでも、ピアノを弾いてた時は基本的に楽しかったような思い出ばかりだ。それに、自分の表現したいように作曲するのだとか言って勝手に録音して弾き始めたり、それをよく大人に聞かせていた子供だった。

もし、また今ピアノを始めるならば、さすがに基礎基本という嫌いだけどやらないといけないことでもやると思う。ぼくは、話したり書いたりすることでの表現が乏しいから、絵を描いたり、ピアノを弾けたりする人がうらやましい。言葉にならない嗚咽をぼくは何かで表現したいと思う。

ああでも、いい音楽というものがあるなら、ぜひ聴いてみたい。ぼくは音がよくわからないから、心地の良いものばかりになる。誰か連れて行って貰えないですかね~。