会社を辞め、無職になります

独り言的な

 

2017年1月から働いた会社を辞めることになりました。

これは我が家のめっちゃ可愛い猫。カバンが好きらしくて、歯形がたくさんつきました。

 

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社会人経験のないところから初めての会社で、最初は広告代理店に行きたかったんだけど、なぜか道を間違えて営業の世界に入ってしまった。しかも、営業の中でも結構きつい部類の新規飛び込み営業、訪問販売だった。当時のぼくは、何故そんな世界に入ってしまったのだろうか。

見た目通り、訪問販売はきつかった。いわゆる、完全なプッシュ営業なので心が何度も折れかけた。欲しいと言っていない人のところに行き、必要性を訴えかけて、その日に売るという仕事。これだけ書けば完全アブナイ人だけど、ちゃんとキャンセルもクーリングオフも受け付けるし、クレームにも全部対応するし、なによりマーケット的に適切な商材だったので、変な意味でのつらさはあまりなかった。

ぼくは入社してから3か月程度で、新人賞とか、月間最高とかの記録を貰えた。そのときは月給が手取り100万以上あって、嬉しくてTwitterにも上げた記憶がある。当時作った新人記録は、まだ抜かれてなくて、記憶もなくなりつつあるのに部下は当時の話とかを聞こうとしてくる。

けれどぼく自身は、営業の面白さなどが全く理解できないまま2年半くらい過ぎてしまった。成果はそれなりだけれど、仕事が苦痛だった。というのも、出社は朝7時、家に戻るのは24時以降が普通で、遠征も多かったのでその時はメンバーと同じ寮生活になる。そうなると24時以降に活動量や商談内容からFBを行ったり、すり合わせを行い、新人ともなれば更にそこからロープレを何人かでやることになる。だから当時の就寝時間は3時前後だったような記憶がまだ残っている。

但し、営業活動時間中で積極的な管理があるわけでないので、そのあたりは「自己管理」の名目の下、好きに時間を使うことが出来るというのはある。ただし、成果を出している人間の好きな時間の使い方と、成果を出していない人間の好きな時間の使い方では、ほとんど意味も、有効性も異なってくるのはメンバーを見ていて感じていた。

そうしているうちに考える気力もなくなってくるし、成果を出しても働き方が大きく変わるわけではないのが何よりキツかった。もっと圧倒的に出せば変わってきただろうけれど、どこかで「おれは営業無理だなあ」と折れてしまった。そこからは成果がかなり落ち込んだ、営業は精神を病むと下り坂になる。

 

そんなときに、不動産事業に出向になった。ここでの経験は、かなり大きかった。正直なところ、最初の2年半より、それからのほうが密度が高い。出来たてほやほやの事業だったので、調査からマーケティング、集客、接客すべて自分たちでやる必要があった。それが本当に楽しくて、自分がいじくりまわした数字やモデルの通りに行くこともあれば、いかなくてイライラすることもある。が、形がもうあってやることも決まっているようなところは、たぶん肌に合わない。だから、自分ですべてを考えられるこの仕事はほんとうに楽しかった。

マーケティングはおよそどんなことなのか、Web集客は何をやればいいのか、どれくらいかかるのか、対面以降のプラン設計はどのようにすればいいか、などなど、次考えればいいことが色々わかったのは有難かった。たぶん、次どこ行っても多少は頑張れると思います。

 

ひとまず就活もほとんどしてないので、7月以降は無職予定です。